H-Bot 3Dプリンター
オートベッドレベリング動作確認と調整
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オートベッドレベリングの動作確認 全Homeボタンをクリックした後Pronterfaceの画面右下の枠に「G29」を入力して「Send」をクリックしてください。 下記の動画のように動きます。 「G29」はオートベッドレベリングを実行させるコマンドです。(全軸Homeの後で操作可能です。) |
左の動画は説明のためベッドをわざと大きく傾斜させて印刷しています。 印刷をスタートさせるとまず最初にX軸とY軸を原点位置に移動し、その後プローブ(マイクロスイッチ)がベッドの中央に位置するようベッドが移動して印刷面の高さを計測します。 プローブはサーボモーターによって自動的に動きます。 次にプローブをベッドの4角に移動して各点の印刷面の高さを計測します。 このような動作によってベッドの傾き具合を把握した後印刷が始まります。 |
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#define SERVO_ENDSTOPS {-1, -1, 0} // Servo index for X, Y, Z. Disable with -1 #define SERVO_ENDSTOP_ANGLES {0,0, 0,0, 12,102} // X,Y,Z Axis Extend and Retract angles |
サーボモーターの角度の調整 個体差が有るので微調整が必要です。 ここからはファームウエアの一部修正作業となります。 「Pronterface」の「Disconnect」をクリックしてPronterfaceと3Dプリンターを切り離してください。 Arduino開発環境で「Configuration.h」を選択してください。 左の部分がサーボモーターの角度を定義している部分です。 12はマイクロスイッチが下がっている時の角度です。数字を小さくするともっと下(または奥)へ移動します。 サーボモーターがHKSCM12-5(オレンジ色)の場合は12に設定すると動作しません。最小値を25としてください。 102はマイクロスイッチが上がっている時の角度です。下がっている時の角度に90を加えてください。 この数値を調整してマイクロスイッチが真下と真横を向くように調整します。 |
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左のように「M280」コマンドを送信するとサーボーモーターを単独で操作できます。 P0はサーボモーターの番号を示しています。 S60は角度を表しています。 60の数字を変えると角度が変わります。 |
#define X_PROBE_OFFSET_FROM_EXTRUDER 26 #define Y_PROBE_OFFSET_FROM_EXTRUDER -12 #define Z_PROBE_OFFSET_FROM_EXTRUDER -7.4 //プラス方向でノズル上昇 |
プリントノズルの高さの調整 同じく「Configuration.h」の修正です。 左の部分はノズルに対するマイクロスイッチのオフセット量を定義しています。 印刷開始時のノズルの高さが最適な高さになるよう-7.4の部分を微調整してください。 「Configuration.h」の修正が終わったらファイルを保存してマイコンボードに書き込んでください。 何かを印刷して動作確認をしてください。 望ましい動きになるよう動作確認と数値の微調整を繰り返してください。 |