H-Bot 3Dプリンター

動作テスト

   ガラス板に耐熱テープを貼ってください。
気泡やしわが出来ないよう丁寧に貼ってください。
左の写真は見易くするためガラス板をヒートベッドから外しています。
ガラス板をヒートベッドから外さず耐熱テープを貼って構いません。
手の脂分が付かないよう手袋をして作業してください。
表面に脂分が付着すると印刷物の接着が弱くなって浮き上がる恐れがあります。
デスクトップの「pronterface-ショートカット」をダブルクリックしてください。
左の画面が表示されます。
この画面が3Dプリンタを制御する画面です。
「Port」の右のプルダウンボタンをクリックしてCOMポートの番号を選択してください。
続いてその右のプルダウンボタンをクリックしてボーレイト「250000」を選択して「Connect」をクリックしてください。
接続が完了すると左の画面になります。

右側の枠に結果が表示されましたら接続成功です。

エラーが表示されましたらCOMポートの番号とボーレイトをチェックしてください。

温度制御の動作確認

3Dプリンターの電源をオンにしてください。

「Check temp」の下の「Watch」チェックボックスにチェックを付けるとホットエンドとヒートベッドの現在の温度がグラフで表示されます。
いつも表示させてください。

「Ex0」・・・ホットエンドの現在の温度
「Bed」・・・ヒートベッドの現在の温度
「Heat」はホットエンドの温度です。
下記を選択してください。

「Heat」・・・「230(ABS)」

この温度はABSフィラメントを使用する場合のホットエンドの標準温度です。
「Heat」の「Set」をクリックしてください。
「EX0」のグラフが上昇するはずです。
230℃に温度制御されます。
温度制御が正常なら「Off」をクリックしてください。

「Bed」はヒートベッドの温度です。
下記を選択してください。

「Bed」・・・「110(ABS)」

この温度はABSフィラメントを使用する場合のヒートベッドの標準温度です。
「Bed」の「Set」をクリックしてください。
「Bed」のグラフが上昇するはずです。
110℃に温度制御されます。
温度制御が正常なら「Off」をクリックしてください。

ホームポジションへの移動動作確認

画面の左側に3Dプリンターのノズル位置を動かす操作ボタンがあります。
(H-Bot 3Dプリンタはノズルではなくてヒートベッドが動きます。相対関係ですからどちらが動いても同じ結果になります。)

HomeX
ヒートベッドがX軸の原点(右端)に移動します。

HomeY
ヒートベッドがY軸の原点(後端)に移動します。

HomeZ
プリントヘッドがZ軸の原点(下端)に移動します。

Home
XYZのすべてが原点に移動します。

これら4個のボタンをひとつづつ操作して3Dプリンターが正常に動作するか確認してください。
 
X,Y軸の動作確認

+x,-xのボタン群はXをプラス方向またはマイナス方向に動かすボタンです。
+y,-yのボタン群はYをプラス方向またはマイナス方向に動かすボタンです。
+x,-x,+y,-yにはボタンが4個づつあります。

0.1をクリックすると0.1mm動きます。
1をクリックすると1mm動きます。
10をクリックすると10mm動きます。
100をクリックすると100mm動きます。

これら16個のボタンをひとつづつ操作して3Dプリンターが正常に動作するか確認してください。

Xのプラス方向とはヒートベッドが左方向に移動する事を指します。
Xのマイナス方向とはヒートベッドが右方向に移動する事を指します。

Yのプラス方向とはヒートベッドが手前に移動する事を指します。
Yのマイナス方向とはヒートベッドが後方に移動する事を指します。
 
Z軸の動作確認

+z,-zのボタン群はZをプラス方向またはマイナス方向に動かすボタンです。

+z,-zにはボタンが3個づつあります。

0.1をクリックすると0.1mm動きます。
1をクリックすると1mm動きます。
10をクリックすると10mm動きます。

これら6個のボタンをひとつづつ操作して3Dプリンターが正常に動作するか確認してください。

Zのプラス方向とはプリントヘッドの上昇を示しています。
Zのマイナス方向とはプリントヘッドの下降を示しています。
 
エクストルーダーの動作確認

プリントヘッドにABSフィラメントをセットしてください。
手前に6角穴付きボルトが付いています。
このボルトはフィラメントを挟むローラーのバネの強さを調整するボルトです。
緩み止めのナットが付いています。
緩み止めのナットを緩めて6角穴付きボルトを緩めてフィラメントを差し込んでください。
フィラメントを差し込んだ後6角穴付きボルトを締め、最後に緩み止めのナットを緩めてください。
「Heat」を230(ABS)に設定して「Set」をクリックしてください。
「Ex0」が230℃に達したら「Extrude」をクリックしてください。
ノズルの先端から樹脂が吐出するのを確認してください。
 

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