デルタ型3Dプリンター

動作テスト

3D印刷では印刷物をベッドにしっかり付着させる必要があります。
ガラス板の表面に直接印刷すると印刷物が直ぐに剥がれてしまいます。
印刷物が剥がれ難くするため付属品の耐熱テープをガラス板に貼ってください。

気泡やしわが出来ないよう丁寧に貼ってください。
左の写真は見易くするためガラス板をヒートベッドから外しています。
ガラス板をヒートベッドから外さず耐熱テープを貼って構いません。
手の脂分が付かないよう手袋をして作業してください。
表面に脂分が付着すると印刷物の付着が弱くなって浮き上がる恐れがあります。
面積が大きいものを印刷する場合、周辺部が浮き上がってしまって形が悪くなる事があります。

そのような場合は耐熱テープを使わないで左のスティックのりを直接ガラス板に塗るという方法があります。
この方法で浮き上がりをかなり回避できます。

ただし何回か印刷を繰り返す内に印刷面がでこぼこになるので定期的に付着したのりを取り去ってください。
ガラスに貼ったサーミスターを外してWクリップを外してガラスを取り外しガラス毎水に数分浸してから水洗いすると綺麗に取れます。
デスクトップの「pronterface-ショートカット」をダブルクリックしてください。
左の画面が表示されます。
この画面が3Dプリンタを制御する画面です。
「Port」の右のプルダウンボタンをクリックしてCOMポートの番号を選択してください。
続いてその右のプルダウンボタンをクリックしてボーレイト「250000」を選択して「Connect」をクリックしてください。
接続が完了すると左の画面になります。

右側の枠に結果が表示されましたら接続成功です。

エラーが表示されましたらCOMポートの番号とボーレイトをチェックしてください。

温度制御の動作確認

3Dプリンターの電源をオンにしてください。

「Check temp」の下の「Watch」チェックボックスにチェックを付けるとホットエンドとヒートベッドの現在の温度がグラフで表示されます。
いつも表示させてください。

「Ex0」・・・ホットエンドの現在の温度
「Bed」・・・ヒートベッドの現在の温度
「Heat」はホットエンドの温度です。
下記を選択してください。

「Heat」・・・「230(ABS)」

この温度はABSフィラメントを使用する場合のホットエンドの標準温度です。
「Heat」の「Set」をクリックしてください。
「EX0」のグラフが上昇するはずです。
230℃に温度制御されます。
温度制御が正常なら「Off」をクリックしてください。

「Bed」はヒートベッドの温度です。
下記を選択してください。

「Bed」・・・「110(ABS)」

この温度はABSフィラメントを使用する場合のヒートベッドの標準温度です。
「Bed」の「Set」をクリックしてください。
「Bed」のグラフが上昇するはずです。
110℃に温度制御されます。
温度制御が正常なら「Off」をクリックしてください。
エクストルーダーの動作確認

エクストルーダーにABSフィラメントをセットしてください。
手前に6角穴付きボルトが付いています。
このボルトはフィラメントを挟むローラーのバネの強さを調整するボルトです。
緩み止めのナットが付いています。
緩み止めのナットを緩めて6角穴付きボルトを緩めてフィラメントを差し込んでください。
テフロンチューブの外からフィラメントが透けて見えます。
ノズルの先まで押し込んでください。
フィラメントを差し込んだ後6角穴付きボルトを締め、最後に緩み止めのナットを締めてください。
「Heat」を230(ABS)に設定して「Set」をクリックしてください。
「Ex0」が230℃に達したら「Extrude」をクリックしてください。
ノズルの先端から樹脂が吐出するのを確認してください。
ノズルの先端から樹脂が出る様子

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